協力: PEN SHU GEN東区優男
心を静め心身を潤す香り
ハーブティの中でも最も有名な「カモミール」。エステサロンやヘアサロン、マッサージ店で一度は飲んだことがある人も多いのでは?
花と茎葉から抽出した精油は、リンゴのような瑞々しく甘い香りがするのが特徴。病害虫にかかった植物の近くに植えるとその植物が元気になると言われ「植物のお医者さん」とも呼ばれている。
その効能といえば、ズバリ「リラックス作用」。東洋医学では「涼性」と「湿性」に分類され、消炎・解熱・鎮静・滋潤作用を持つとされる。森林浴効果をもたらすテルペンと、ストレス緩和、免疫系統を調えるフラボノイドを含み、また抗酸化作用でアンチエイジングも見込める。
民間では花を乾燥させたものを煎じて消炎や発汗の民間薬として服用したり、ハーブティにして飲んだり、お茶用パックに入れて入浴剤にしたり。
精油はスキンローションやクリーム、石けん、シャンプー、ボディソープ類に加えるとバスタイムのリラックス効果が一層アップ。いずれも精神を安定させ、ストレスや苦痛を取り除くため、エステやマッサージ後はもちろん、月経時の症状に悩む人、偏頭痛持ちの人、不眠気味の人にオススメしたい。
なお、キク科植物にアレルギーのある人、妊婦、授乳中、乳幼児はNG。