小学校の野球コーチが性的虐待 被害に遭った児童は29名に

台中市内の小学校で野球のコーチを務める男が、児童に対し長期的に性的虐待をしていたことが発覚。これまでに判明した被害者は29人にのぼることがわかった。

男は2019年から同校に勤務しており、今年10月、ある児童の保護者がコーチによる虐待の事実を知り学校に通報。これを受け学校側が調査したところ、20人以上の児童が被害に遭っていたことがわかった。男は児童らに対し身体を触ったり性行為を強要したりしたほか、その行為を撮影し動画を保存していた疑い。
通報を受けた警察が11月21日男の自宅を訪れたところ男は車で逃走。山中に車を停め車内で自殺を図っていたところを警察に発見され、台中地検署に移送された。
なお男はこれまで保護者や学校側との関係が良好で、数年前に男の自宅で火災が起きた際には学校と保護者からの寄付も寄せられていた。また昨年児童に対し暴力など行き過ぎた指導があったことが発覚したが、学校側が深く追及しなかったことが被害者の増加につながったとして、当時の校長はこの度児童及び保護者らに謝罪した。

(12月17日)

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