週末、遅めの朝ごはんによく出かける永楽市場。目当ては1階の海鮮丼屋さんなんだけど、いつも行列してるこの店が気になってたんだよね。南西側の端っことはいえ、折り返した行列が外まで伸びてることもしばしば、そんなにおいしいのかしら…いつか、そのうち…と思っていたら、行列ゼロのタイミングに遭遇!
「油飯」っていうのはもち米を蒸して作る料理で、お祝い事の時に配るんだよね。特に子どもが生まれて1カ月の「彌月(ミーユエ)」には、これに鶏モモ肉と煮卵を付けた折り詰めをたくさん用意するんだって。日本でいう「赤飯」の位置づけだね。
さて、すぐ買える状態なのはいいけど、何を買えばいいのか…「1人分ならこの詰め合わせがいいよ」とおっちゃんが出してきたメニューには、なんと日本語が! そっか、観光客もこの賑わいを見てつい買っちゃうよね。オススメされた通り、油飯に鶏モモ、煮卵のお弁当スタイルを1つ購入。うわ、300gの油飯ってけっこうなボリュームだな、鶏モモも立派なサイズ。これはおやつどころじゃないわ。
じっくり炊き上げたシイタケのうま味がたまらない
持ち帰ってもまだほんわかあったかい油飯。蓋を開けるとふわ~っと醤油の香りが立ち上って、胃袋を刺激してくる。シイタケと小さく切った豚肉に甘じょっぱい味が染みておいし~い。お祝い事には赤い箱に入れてくれるのね、縁はなさそうだからまた自分で買おうっと。