【ジャピュラン☆ガイド】第81回 和風咖哩(フーフォンガーリー)

日本人が保証するカレー

 日本のカレーは、ラーメンと並んで大人気。でも本当にこれはカレーか…? というものもあったり、かなりタイワナイズされてたり、そもそもちゃんと〝辛い〟カレーって少ないんだよね。
 ある日、取材に訪れた整体院(と言ったらどこなのかすぐわかっちゃう)で、整体師さんが「カレーといえばココ!」と激推しだったのがこちらのお店。なんでも「台湾で一番うまい」「このへんに住んでる日本人は常連」「中辛」とのこと。そんなのカレー好きの私が見逃せるわけがない。
 連れと2人、店に向かう道中、あれ、この通りってなんかカレー屋さんがいっぱいある…? 「ねえ、こっちの店行列してるよ、こっちの方がおいしいんじゃない?」と連れ。いやいや、口コミにも「外観に騙されるな」って書いてたし、整体師氏は信頼に値する人物だ!

▲みんな大好きお家のカレーは〝家庭の味〟をそのまま再現

 

これぞまさに日本のカレー

 お店の前に簡易キッチンが出ていて、物静かな男性の店員さんがどうぞ、と手で促してくれたよ。愛想が悪いっていうのとも違って、ちょっと人見知りなのかな? でも仰々しい接客より好感が持てるよね。
 さて、オーダーを悩んだ挙句、ビーフカレー「咖哩牛腩飯」(140元)と、カツカレー「咖哩炸豬排飯」(150元)にしてみたよ。早く出て来ないかなあ。
 …とまもなく隣のテーブルに、ソーセージと唐揚げのW盛り合わせカレー「雙拼咖哩飯」(115元)が出てきた。…ねぇ、やっぱりあっちの方がよかったんじゃない? めっちゃおいしそうだよ~と後ろ髪を惹かれる(?)空腹の私たち。だけど私たち、もう大人だし! 自分の決断には最後まで責任を持たなくちゃね!
 出てきたカレーは大皿にモリモリ。ボリュームに驚きつつ、まずはルーをひと口…う、うまい! これといってすごいこだわりとか、隠し味とかそんなものはなさそうな、ベーシックで普通でまともなカレーだ! これぞ日本人が日常的に求める味…。よし、ここはヘビロテ店の仲間入りだ!

info

住所 台北市中山区雙城街10巷21號
TEL 02-2598-1282
営業時間 11時~14時、17時~20時半(土曜休み)
席数 約30席
予算 110元~
エリア 農安街

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