外交部は11月5日(土)、ウクライナで外国人義勇兵として戦闘に参加していた台湾人男性が戦死したことを明らかにした。ロシア―ウクライナ戦で台湾人兵士が死亡したのは初めてとみられる。
死亡したのは花蓮出身の25歳、曾聖光さん。報道によると今年9月、ウクライナのカルパチアンシック大隊陸上銃歩隊に参加したが、11月2日(水)ウクライナ東部ルハンスクでのロシア軍との戦闘で負傷し、出血多量で亡くなった。
曾さんの妻によると、曾さんは家族と連絡を取り合うと約束し出発。最後に連絡があったのは10月23日で「5日間の任務がある」と話していたという。これまで任務完了後に必ず無事を報告していたが、今回は6日音沙汰がなかったため同僚に連絡したところ、夫の携帯から2日に亡くなったと返信があり、4日(金)傭兵団から訃報が届いたという。
曾さんが所属していたカルパチアンシック大隊はSNSで「勇敢なウクライナの守護者」「平穏な生活、家族、国家を離れ戦争に参加した」として曾さんを追悼している。
(11月6日)
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