日本のおもてなしの心
昨年12月、東区にオープンした割烹日本料理「光琳」。和モダン風のエントランスが印象的な同店は、ホテル椿山荘東京プロデュースの日本料理店「錦水TAIPEI」に続く台北2号店となる。「錦水」をリードしてきた板前と女将が、きめ細かいおもてなしで本格日本料理を提供する。
同店の醍醐味は、美しい木目のカウンターから間近に見られる板前の巧みな包丁さばき。目の前で握る「にぎり寿司」(680元/3貫、1080元/6貫)は、日によって仕入れた魚でネタを変えるので、訪れる度に楽しめる。またミニ釜土で炊き立てをいただく「釜飯し」(480元/2人前)や、野菜出汁のやさしい風味が決め手の「光琳おでん盛合せ」(380元/6品)もボリューム満点。
女将のオススメは「自家製鶏つくね卵黄添え富士山溶岩石焼」(560元)。ハンバーグのように大ぶりなつくねは、見栄えも食べ応えもある一品だ。
おいしいお酒と一緒に
また、料理に合わせ酒類も豊富に揃える。パリの3ツ星レストランで提供され有名になった「譲し人九平次」(2800元)や、刺身との相性抜群の「実楽~特別純米酒」(2000元/各720㍉リットル)などの日本酒も、料理の味の邪魔をせず、それでいてしっかりとした深い味わいだ。そのほかにも焼酎、ビール、ウイスキー、果実酒もある。悩んだら和服姿も美しい女将に相談してみよう。女将が注いでくれる「こぼれ酒」(450元)も、台湾では珍しいのでぜひどうぞ。
今回のゴチでは、お酒のお供にピッタリの「燻製鯖土佐酢掛け」を1人1皿サービスする。店内にはテーブル席・半個室も用意。グループや家族連れには「料理長おまかせコース」(2000元~/人)がボリューム満点で満足度も高い。一流の味、一流のおもてなしが堪能できる心地よい店だ。
住所 大安区忠孝東路四段216巷19弄12号1階
TEL 02-2778-3258
営業時間 月~金曜は18時~22時、(土曜は17時半~21時半、ラストオーダー30分前、日曜休み)
席数 26席(6名様用半個室あり)
予算 2000元