飲食物などのデリバリー大手ウーバー・テクノロジーズは5月14日(火)、同じくデリバリーのフードパンダの台湾事業を買収することを発表した。
フードパンダはドイツに本社を置く「デリバリー・ヒーロー」傘下で、今回合意した買収額は9億5000万ドル。管轄官庁の承認を得て、2025年初旬に買収取引が完了する見込み。収益改善を目指し、一部資産の売却を図っている。
アジアでの宅配サービスは物価高騰により消費が抑制されており、各社では値引きやプロモーションを頻発し、その結果収益が悪化する事態となっていた。
一方フードパンダの配送スタッフらは、顧客の指定した場所へ商品を配達することを義務づけていた既存の規定が撤廃されることを期待し、早くも喜びの声を上げている。しかしながら合併後の関連規定については未だ不明とあり、取引完了までは現行のサービスが継続される。
(5月15日)