蔡清祥法務部長は4月15日(水)、最近1カ月間に三度に渡り無差別の通り魔殺人事件が発生したことを受け、司法レベルだけではこの状況を探ることはできないとし、医療や社会など異なる分野の専門家とともに議論し原因を探りたいとした。
3月13日(金)の新北市新店区で男性が後ろから刃物で心臓を刺され死亡したほか、同28日(土)、桃園市のネットカフェに勤める男性が通勤途中の路上で強盗に遭い殺されている。また4月11日(土)には台北市萬華区の莒光路でタクシー運転手の男性がダガーナイフで18回に渡り刺されたが、男性は大声で助けを求め、駆け付けた警察により一命を救われた。
蔡氏は、長期的目標として死刑の段階的廃止を掲げながら、現行の規定では法律に基づいて執行しなければならないが、毎回の監査で再審、臨時抗告、憲法上の釈放、精神疾患、恩赦などがないことを確認し、事案の状況に応じ手続きを通じ執行すると説明した。
(4月15日)