アジア初・同性婚認める 2年後より婚姻届を受理

台湾の最高司法機関である司法院大法官会議は5月24日(水)、同性による結婚を禁じるのは違憲であるとの判断を下した。アジア初の同性婚を認める国家となり、世界から賞賛を浴びている。

大法官会議は現行の民法の「同性間での婚姻は法律上成立しない」との内容が、憲法で保障される婚姻の自由と平等の権利に抵触するものとの見解を示し、2年以内の法改正もしくは新法制定を要求。この期間内に完了しない場合も、2019年5月24日から同性カップルの婚姻届が受理されるとした。

今回の憲法解釈案は、1986年に初めて同性愛者であることを公開した運動家・祁家威氏によるもの。これまで複数回に渡り同性婚の権利を立法院に訴え出ており、2013年にはパートナーとの婚姻届が受理されず訴訟を起こしたが、敗訴となった。

台湾では15年に同性カップルを公的に結婚に準ずる関係と認める「パートナーシップ制度」を制定している。

(5月31日)

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